競泳女子の池江璃花子選手が白血病を公表したことで関心が高まっている骨髄ドナー登録。新潟県では献血ルームと保健所などが窓口になっており、県央地域では三条保健所が月2回、窓口を開設して登録を受付けている。
ドナー登録できる人の条件は、骨髄提供の内容を十分に理解している人、年齢が18歳以上54歳以下で健康な人、体重が男性は45キロ以上で女性は40キロ以上の人。提供できる年齢は20歳以上55歳以下。
県内の登録の受付は、新潟市と長岡市の2カ所の献血ルームで毎日、7つの保健所で月に1回から2回(要予約)、献血バスなどで行っている。
県央地域を管轄する三条保健所では、毎月第1、第3水曜日が登録受付日で、受付は休日を除いた午前9時から11時まで。予約制で、事前に電話での予約が必要になる。
当日は、骨髄バンクの概要や骨髄提供の流れなどについての説明を受け、登録に同意した場合に登録申込書に記入。同意した人は、血圧測定などで健康状態を確認し、2ml程度の採血をして白血球の型のHLA型を調べる。所要時間は30分ほどで、検査費用などはかからない。
後日、日本赤十字社から登録確認書が送付され、ドナー登録した人のHLA型はコンピュータに登録されて、患者のHLA型と定期的に適合検索される。
日本骨髄バンクの「骨髄バンク事業の現状」の2019年1月末現在の速報値によると、ドナー登録者は494,084人。患者登録現在数は2,895人。
三条保健所によると2018年12月末現在の新潟県内のドナー登録者数は9,331人で、提供できる対象年齢20歳から54歳まで958,000人の約9.7%。
白血球の型が一致する確率は非常に低く、骨髄移植を受けられない患者さんがいる。多くの人の登録を必要としているという。
三条保健所での予約や問い合わせは、電話(0256-36-2362)で受付けている。
(坂井)