「ライブスペース楽道」(新潟県三条市東裏館2・横山酒店内)で2月21日、「米米CLUB」のメンバー2人と三条市出身のパーカッショニストの3人によるユニット「J.I.J」のライブが行われ、60人余りの来場で満杯になった会場は熱気に包まれた。
2日後の23日に新潟県民会館で行われた米米CLUBのコンサートを前にメンバーが新潟へ先乗りして行われた。J.I.Jは、米米CLUBのボーカリストのジェームス小野田さんとギターのジョプリン得能さん、それと三条市出身のパーカッショニスト「いかちゃん」こと五十嵐一欽さんによるユニットだ。
専門学校からの付き合いのジェームス小野田さんとジョプリン得能さんが、米米CLUBのドラマーRYO-Jさんの付き人だったと五十嵐一欽さんを誘ってJ.I.Jを結成して6年目。米米CLUBが活動を休んでいる時期に各地でライブを繰り広げている。
五十嵐さんにとって凱旋ライブとなる三条市でのライブは今回で3回目。主にジェームス小野田さんが歌い、ジョプリン得能さんはトップに秋田産のスギを使ったアコースティックギター、五十嵐さんは「ヤンブー」と呼ばれるウッドドラムを担当し、米米CLUBのナンバーをはじめ、聞きなじみのあるよく知られた曲などを約2時間半にわたってたっぷり演奏した。
米どころ新潟ということもあり、デビュー前につくった「私こしひかり」も披露。演奏ばかりでなく、客とコミュニケーションしながら行き当たりばったりのゆるいMCも楽しかった。アンコールのラストでは総立ちになり、全員でジャンプして踊って汗も流した。
23日の米米CLUBのコンサートは、新潟では約10年ぶりだっただけに、心待ちにしていた県内のファンが市外からも訪れた。チケットも早々に完売する人気で、米米CLUBとはまた違ったパフォーマンスを堪能し、ライブ後もメンバーと交流して大満足だった。
(佐藤)