新潟県弥彦村の先の村長選で新人候補を破って再選を果たした小林豊彦村長は、2期目初日の22日に行った職員に対する訓示で「場合によっては次の選挙に立候補するかもしれない」と早くも3選に意欲を見せる刺激的なメッセージで2期目をスタートした。
続けて「弥彦村を良くするために、未来を輝かしいものにするために皆さんと一緒になって、あるていどの道筋ができるまでこれからも頑張りたい」と、小林村長が描く弥彦村政が道半ばならという前提で続投の考えを話した。
村長選のころに弥彦村を県内初のワイン特区に認定してもらう取り組みを始めたことも話した。ワイン特区に認定されると、酒造量の下限6,000リットルがが撤廃され、2,000リットル以上なら小売や卸しもでき、醸造のハードルが大きく下がる。県内ではまだワイン特区の認定はない。
新潟市西蒲区のワイン醸造所の責任者から弥彦村で醸造をしたいという話を受け、ことしから弥彦村観音寺地内に4反の畑を借りてブドウを栽培するとのことで、小林村長は「全面的に応援する。そうすると若い人たちがまた弥彦村に来る。こんなすばらしいことはない。県にも話した。前面的に支援すると言ってくれた」と歓迎した。
訓示には職員約30人が出席。小林村長は「1期目は行政のまったく素人だったのでかなり不安もあった」と明かした。「この4年間、いろんなことをやってきて、いろんな批判も受けた。村民の皆さんがわたしの行政のやり方で、村政でいいと、もう4年間やれというご支持をいただいた。これからの4年間、従来通りの姿勢を貫く。それがわたしを2期目に当選させていただいた村民の方々の声、気持ちだと思うので、それに応える村政を引き続きやっていく」とした。
さらに「この村に生まれてよかった。この村で村長にさせてもらって本当によかった。この未来をこれから4年間、さらに現実のものとするために皆さんと一緒にやっていきたい」、「弥彦村はいろんな可能性を秘めているぜひ皆さんの力を借りて一緒になってやりたい」とし、職員の協力を求めた。
(佐藤)