パートもやめて絵に本腰を入れる決意をした渡辺花子さんの個展 (2019.3.3)

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色鉛筆画やパステルアートを手掛ける新潟県三条市に住む渡辺花子さん(40)の毎年恒例の個展「hanacoten(はなこてん) vol.9」が3月2日から4日までの3日間、三条東公民館で開かれており、次の10回展の節目に向けて新たなスタートを切る個展ともなっている。

三条東公民館で開かれている「hanacoten vol.9」
三条東公民館で開かれている「hanacoten vol.9」

渡辺さんは、長岡造形大を卒業し、師は墨彩画を描く新潟市西蒲区の藤井克之さん。新潟市のアークオアシス新潟店カルチャー教室で色鉛筆教室や三条東公民館でパステルアート入門講座を務める。

昨年11月から三条市・杉山額縁店で開かれている杉山こども美術教室の講師にも就いた。教室に通う子どもたちも個展を見に来るだろうと、新作は動物や雪だるまなどを描いた子ども向けの作品を多くし、約80点を展示。パステルカラーが主体の柔らかなカラーとタッチの作品が並ぶ。

新作「天使うさぎ聖歌隊」
新作「天使うさぎ聖歌隊」

ほかにも渡辺さんの作品をデザインしたポストカードやレターセット、メッセージカードなども数多く販売している。

ことしも7月に新潟市秋葉区の県立植物園で3年目になる「花子展」が開かれる。杉山こども教室の講師も始まり、出勤は少なかったがことし2月いっぱいでそれまでパートで働いていた花屋をやめ、けじめをつけた。

会場の渡辺花子さん
会場の渡辺花子さん

収入は創作活動だけになった。起業を支援する三条市の創業塾「ポンテキア」も受講した。「本腰を入れてみようと」と渡辺さん。「これを機に水彩画のオリジナル作品を増やしていきたいし、グッズも充実させたい」と言い、ことしは来年の10回展に向けて力を蓄える1年になる。

3日は午前10時から午後6時まで、4日は午後5時半まで開場。入場無料

(佐藤)


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