両親が新潟県で農業研修を受けたことがあるタイの人気女優ボウ・メラダー(Bow Maylada Susri)さん(22)が3月4日、三条市の国定勇人市長を表敬訪問した。
ボウさんは2014年から静岡県静岡市を訪れてSNSで静岡市の情報を発信する観光PR事業に協力している。今回も2月27日から3月1日まで静岡市を訪れたあと、プライベートで2日から4日まで三条市へ立ち寄った。
約30年前にボウさん父、サンワーンさん(56)は三条市の旧下田村、母ウィナラートさん(49)は新潟市南区の旧白根市で農業研修を受けた。とくに当時、下田村で「サルポアの郷」を経営していた長橋良穂さん(74)=三条市鶴田=と親しく、互いに日本とタイを行き来する交流が今も続いている。
ボウさんは昨年も下田地区を訪れており、今回で通算3回目。昨年も国定市長を表敬訪問した。今回は先にミステリードラマで共演した男性俳優、ドーナツさん(21)が雪を見たいと、一緒に来日。日本海や下田地区のハクチョウの飛来地、大谷ダムなどを見て帰国前に2人で三条市役所を訪れた。
昨年のボウさんはタイのあでやかな民族衣装だったが、ことしはグレーのトレーナーのカジュアルなファッション。ボウさんは「民族衣装を着てゾウに乗っているわけはない」と笑わせ、2年前に家族でタイに旅行した国定市長はゾウに乗ったことを話した。
昨年、初めて会ったボウさんの魅力にめろめろだった国定市長。「いいですねー、美男美女は」と、にっこにこだった。ボウさんはこの日の深夜の便で羽田空港から帰国し、午後からドラマ撮影の仕事というハードスケジュールに驚いた。
中国に留学の経験がある国定市長はタイ語の発音に興味津々で、ボウさんから発音の方法を教わり、ボウさんと互いの国の言葉を学んで「来年は1分間ずつ話しましょう」と再会を約束した。5日正午現在、ボウさんのインスタグラムのアカウントは約87万人のフォロワーがあり、国定市長との記念写真の投稿には約1万3,000「いいね!」を数えた。
(佐藤)