「弥彦観光案内所」(新潟県弥彦村弥彦)は2月28日、観光庁が定める外国人観光案内所認定制度で新潟県内30カ所目となるJNTO(日本政府局)認定「カテゴリー1」を取得した。
2012年度から運用されている制度で、案内所を立地や機能によって3つのカテゴリーとパートナー施設に分け、認定することで、全国の外国人案内所の機能充実と質の向上を図る。2019年1月末までに全国1,003カ所が認定され、うちカテゴリー1は532カ所。
県央地域の認定は、ほかに昨年4月に「道の駅 燕三条地場産センター」がカテゴリー1を取得しているだけだが、燕三条地場産センターはカテゴリー2の認定を目指しているようだ。
カテゴリー1の基準は、常駐でなくとも何らかの方法で英語対応可能で、地域の案内を提供すること。弥彦観光案内所では、昨年4月に弥彦村2人目の地域おこし協力隊に着任した松本英津子さんが英語対応する。松本さんは埼玉県出身で、15歳から20歳までイギリスに留学している。
弥彦村は近年、訪日外国人旅行客が増えており、これまでの中国や台湾など近隣国の旅行客に加えて、昨年からとくに欧州や米国からの旅行客が目立っている。問い合わせは弥彦観光案内所(電話:0256-94-3154)へ。
認定区分 | 主な基準 |
---|---|
カテゴリー3 | 常時英語による対応が可能。その上で、英語を除く2以上の言語での案内が常時可能な体制がある。全国レベルの観光案内を提供。原則年中無休。Wi-Fi あり。ゲートウェイや外国人来訪者の多い立地。 |
カテゴリー2 | 少なくとも英語で対応可能なスタッフが常駐。広域の案内を提供。 |
カテゴリー1 | 常駐でなくとも何らかの方法で英語対応可能。地域の案内を提供。 |
パートナー施設 | 観光案内を専業としない施設であっても、外国人旅行者を積極的に受け入れる意欲があり、公平・中立な立場で地域の案内を提供。 |
(佐藤)