新潟県燕市国上の「道の駅 国上」では、トレッキングで人気の裏山「国上山」(312.8m)周辺で咲き始めた春の山野草の開花情報を提供して春山の自然散策に役立ててもらっている。
ホワイトボードに24種類の山野草を一覧表にした模造紙を張り、それぞれ、つぼみ、三分咲き、五分咲き、満開と4段階で開花状況をわかりやすく表示しているほか、公式ホームページでも公開している。
コシノカンアオイとミスミソウ(雪割草)はすでに3月6日で満開となり、暖冬少雪の影響で例年より2週間ほども早い。ほかに3月7日現在でオウレンが五分咲き、キクザキイチゲが三分咲き、マンサクとコシノコバイモがつぼみとなっている。
開花状況の掲示は、2017年4月に燕市の地域おこし協力隊に着任して「道の駅 国上」で活動する岡田大輝さん(33)。昨年の春に続いて行っている。岡田さんが自分の足で国上山を登って原則として毎週水曜に更新しているほか、国上山の登山者から提供される開花情報も反映させている。
「道の駅 国上」では、2000年に西蒲・燕科学教育センターが発行した『西蒲原の自然ガイドブックNo.13 国上山の植物』(1,500円)を販売している。国上山で自生する植物を開花順に写真入りで収録しているので、国上山トレッキングのおともに最適。「春の山野草の花の魅力を味わいにぜひ国上山へ」と呼び込んでいる。問い合わせは「道の駅 国上」(電話:0256-98-0770)へ。
(佐藤)