2013年から開かれている新潟県三条地域の名だたる工場を開放する「燕三条 工場の祭典」が、このほどドイツのデザイン賞「ジャーマン デザイン アワード 2019」でウィナー賞を受賞した。
このデザイン賞は、ドイツデザイン評議会が主催するドイツの国際的なデザイン賞。ほかの国際的なデザイン賞を受賞し、優れたデザインと認められた作品のなかから主催者による推薦を受けた作品だけがノミネートされることから、賞のなかの賞とも言われる。
「燕三条 工場の祭典」は、2017年に受賞したレッドドットデザイン賞に基づいてノミネートされたもの。国定勇人三条市長は3月12日の記者会見で、「ノミネートされるだけで名誉なこと」なのにウィナー賞を受けたことを「大変、喜ばしく思っている」とし、「欧州市場に評価をいただけるのは大変名誉なこと。これを誇りとしながらしっかりと海外販路開拓に努めたい」と話した。