新潟県県央地域にある加茂青年会議所(小日向正弥理事長)と燕三条青年会議所(神田晃理事長)の12日、田上町・湯田上温泉ホテル小柳で初めて合同例会を開き、関係改善に向けた大きな一歩を踏み出した。
加茂JCと燕三条JCは、ともに公益社団法人日本青年会議所北陸信越地区新潟ブロック協議会第3エリアに所属する。同ブロックの天木正史会長の第3エリア公式訪問とあわせた例会を加茂JCと燕三条JCで合同で開き、両JCとブロック協議会役員も含めて100人近くが出席した。
あいさつで加茂JCの小日向理事長は、合同例会について「燕三条からもお話いただき、本日まで両事務局長でしつらえを考えた」、「多くのメンバーに来てエリア訪問を聞いてほしい」と経緯や思いを話した。両JCは「近年、交流会や卒業例会にもお邪魔させていただいたりという交流が少しずつ増えている。この合同例会をきっかけにまたふたつのLOM(各地青年会議所)が一緒に友情を深めていければと思う」と願った。
燕三条JCの神田理事長は、燕JCと三条JCの合併に際して「うそかまことか、加茂JCとけんか別れしたと聞いている。新潟ブロック協議会ともあまり仲が良くないという話を伝え聞くなか、卒業生を中心とした(両JCの)交流が深まっていて、互いの顔の見える関係性に少しずつなってきた」と関係改善を喜び、「未来の両LOMにとって非常に価値のあることだと思うし、この交流が本日だけの交流ではなく、常日ごろから交流できるように」と期待した。
さらに、加茂市長選が控えていることから「(加茂JCは)おそらく公開討論会をやると思う」。先に燕三条JCは新潟県議選の三条市選挙区と燕市西蒲原郡選挙区の公開討論会を開いたことから、「(公開討論会の)ノウハウを共有したり、人員の部分で協力できることがあれば喜んで駆けつけるので声をかけてくれれば」と水を向けた。燕三条JCは5月の三条祭りの大名行列を支える若衆会にメンバーを出向させており、加茂JCにも「担ぎ手として参加していただき、ますます交流できればありがたい」と求めた。
(佐藤)