3月12日に株式会社東急百貨店(東京都渋谷区)から新潟県三条市へ寄付された三条市の名誉市民ジャイアント馬場(本名:馬場正平)の巨大懸垂幕が14日、ジャイアント馬場さんが現役時代に三条市の興業の会場にした“聖地”、三条市厚生福祉会館体育館で広げられ、あらためてその巨大さを実感させた。
渋谷の東急百貨店本店でこの年末年始にジャイアント馬場の没後20年記念「ジャイアント馬場展」が開かれ、本店外壁にはそのメーン広告となる幅3.4m、長さ17.5mもある巨大懸垂幕が掲げられた。懸垂幕には名誉市民がデザインされているからと東急百貨店の好意で三条市に寄付された。
12日に三条市役所で第一会議室で寄付されたが、巨大懸垂幕のジャイアントの馬場の顔の部分しか広げて見ることができなかった。14日になってテレビ局から巨大懸垂幕を広げた映像を生中継したいと三条市に依頼があったため、急きょ三条市厚生福祉会館体育館で巨大懸垂幕を広げて対応した。
巨大懸垂幕の上の部分を2階ギャラリーから下げて床に広げた。巨大懸垂幕にデザインされたガウンを着たジャイアント馬場の身長は約12m。実際は2m9cmだったので実物の約6倍の大迫力だ。
生中継では昨年11月に発足した「三条ジャイアント馬場倶楽部」(中條耕太郎会長)の副会長、会社社長原田洋一さん(42)がインタビューを受けた。三条ジャイアント馬場倶楽部のメンバーの中でもジャイアント馬場展を見に行ったのは原田さんだけ。「三条市内でも飾れるところがあれば全部、見せたい」と早く市民にお披露目したいと気をもんでいる。
(佐藤)