新潟県加茂市の加茂商工会青年部(阿部隆行会長)は13日、加茂市番田の「鴨川」で3月例会と卒業式を行い、会員41人全員が出席した。毎月、例会を開いているが、会員全員が出席したのは1991年度に青年部が発足してから27年で初めて。記念すべき例会に士気も上がった。
これまで例会で全員が顔をそろえたことはなく、総務委員会の強いよびかけに応えて全員出席を実現。「祝 100%例会達成!!!」と書いた横断幕を前に記念撮影も行った。
そうした熱意もあってか、今回は卒業生の出席が多く、70人近くの出席で全員が会場に入れきれなかった。卒業式では5人の卒業を祝福し、送り出した。
卒業生は会長経験者の中林邦朗さん(中勇塗装店・1999年11月入会)と山本和広さん(山本建材・2001年9月入会)の2人と石附誠さん(石附デンキ・2013年3月入会)、高橋利明さん(たかはし法務司法書士事務所・2017年1月入会)、田中洋志さん(Bar Hero's・2013年2月入会)。
卒業生を代表して石附誠さんは「大変、思い出深い6年間」で、会員に「このすばらしい仲間を誇りに思う」と感謝し、「信頼できる仲間をこれからもたくさんつくってほしい」と願った。
来賓祝辞で鴨商工会議所の若杉俊彰専務理事は、加茂商工会議所の事務所が加茂市産業センターへ移転した記念すべき年に青年部が発足したことにふれ、全国515の商工会議所のうち123の商工会議所の会頭が青年部出身者であることから「わたしの言いたいことはひとつ。皆さんのなかから会頭になってほしい」と、そして「加茂市の経済をどんどん引っ張っていってほしい」と地元経済界のリーダーとなる活躍に大きな期待を寄せた。
4月からの来年度の青年部会長は、副会長の株式会社堀内組の代表取締役社長、堀内大祐さん(43)が就く。
(佐藤)