新潟県燕市内で建設が進む国道289号・燕北バイパスのうち中ノ口川をまたいで井土巻小高区間を結ぶ朝日大橋が3月16日午後1時に開通。午前10時から朝日大橋の井土巻側特設会場で開通記念式が行われ、一部区間の暫定2車線の開通ながら市街地の交通渋滞の緩和も期待される開通を祝った。
特設会場に設置したテントで行われた式典で式辞で鈴木力燕市長は、「今後とも1日も早い燕北バイパスの全線開通に至りますよう、引き続き皆さまがたからの格段のご支援、ご指導を賜りますよう」と全線開通に期待した。
花角知事代理や国会議員、県議ら来賓が祝辞を述べ、佐藤信秋参院議員は「大急ぎで残りの分を県央基幹病院ができるまでにやりますかね…と県が言ってます」と笑わせた。
式典のあと、テープカットとくす玉割り、さらに交通安全パレードを行った。寒さは厳しかったものの青空が広がった。これといったアトラクションもなかったが、市民数百人が見学に訪れて「歩くと結構、時間がかかるね」と渡り初めし、いずれは4車線化される広い道路に「立派な橋ら」と感心していた。
国道289号は新潟市を起点に福島県いわき市に至る総延長約340kmの本州を横断する広域幹線道路で、新潟県内の延長は約60km。燕北バイパスは市街地を迂回(うかい)する延長4.75kmの4車線道路で、1997年に事業が始まった。全体事業費は約102億円で、今回はその一部区間が暫定2車線で開通した。
(佐藤)