新潟県燕市の燕市交通公園が冬期閉園を終わって3月25日、開園した。この春は暖冬に続いて暖かい日が多かっただけに、待ちに待ったオープンだ。
燕市交通公園は、冬期間の11月15日から3月24日までの4カ月余りの閉園が条例で定めてある。ことしは3月に入ると気温が3月下旬並みの10度を超える日が増え、4月並みの陽気となる日も増えた。
閉園している方が違和感あるほど暖かい陽気でも条例を破るわけにいかず、ぽかぽか陽気に誘われて公園で遊びたくても指をくわえている見ているよりほかなかったが、ようやく開園した。
24日は朝方に雪が降る厳しい寒の戻りで、三条の観測で25日も明け方は0.7度まで気温が下がる厳しい冷え込みだったが、日中は青空が広がって気温もぐんぐん上がり、最高気温14.6度の4月上旬並みの暖かさになった。
公園の人出は如実に気温に比例し、午前の客足はぱったりだったが、暖かくなった午後から一気に人出が増え、子どもたちや親子の元気な声が響いた。
閉園中も芝広場は自由に使えるが、開園して子どもたちがうれしいのは、何よりも1周650メートルもあり県内最長クラスのコースを備えたゴーカート場。午後からは利用者が途切れる時間がなかった。
サイクルモノレールも運行を開始。管理棟内休憩室も利用を再開した。園内には昨年、設置した複合遊具がある。これまで広場奥にあった木製アスレチックの橋は撤去し、滑り台も付いた新しい橋が完成。ゴーカートで橋の下をくぐろうとすると橋にはチェッカーフラッグの装飾が気分を盛り上げ、一段と魅力を増した公園で来園を待っている。