三条市が初めて除雪作業者を表彰 21人に感謝状 (2019.3.27)

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三条市は26日、市の道路除排雪作業での長年の功績をたたえようと初めて平成30年度三条市表彰(道路除雪)感謝状授与式を行い、21人に感謝状を授与した。

平成30年度三条市表彰(道路除雪)感謝状授与式
平成30年度三条市表彰(道路除雪)感謝状授与式

三条市が毎年11月3日に行っている三条市表彰式と同じ三条市表彰条例の一環として初めて行った。昨年の大雪以降行った除雪作業を行う業界との意見交換のなかで実際に作業している個人への感謝を表す機会もあればといった声があったことや、昼夜を問わず除雪作業に従事する人に市長の感謝の気持ちを届ける場が必要と考えていたことなどから検討された。

選考対象は、「三条市の道路除雪作業に15年以上積極的に従事し、除排雪に係る技能力、指導力等に優れ、その功績がとくに顕著であると事業者が認めたもの」。第1回目の今回は、除雪を委託する67事業所の中から推薦を受けて、従事年数15年から最長は52年の21人を選考した。

午後2時から市役所で行い、21人のうち16人が出席。国定市長が一人ひとりに「どうもありがとうございます。今後ともよろしくお願いします」と言葉を添えて感謝状を手渡した。

被表彰者と記念写真
被表彰者と記念写真

お礼のあいさつで国定市長は、ことしは幸いにも小雪で終わったが、基本的には雪との戦いなくしては冬を越すことができない地域事情があるとし、車なくしては生活することができなくなっている雪国の需要を考えたときに、道路除雪なくしては冬を越すことができない。

そのなかで、昼夜を分かたず、わたしたちの生活の安全のために長年にわたって貢献をされていると述べ、「皆さま方のこれまでの偉大なる功績に三条市民を代表しまして心から感謝の気持ちをお伝えします」と礼を述べた。

除排雪業務の従事年数が最長52年で感謝状を受けた山口隆利さん(74)=三条市猪子場新田・(有)山口建材社員=は、「冬場の除雪は当たり前のことだと思っていたので。ありがたい」と喜び、当初のころを振り返った。

当時、担当の旧栄町での除雪は幹線道路のみで、主に緊急車両用の道路確保のためだった。国道8号線もまだ砂利道で、除雪する重機は、キャタピラのブルドーザー。装備の整った現代の除雪車とは違ってヒーターもキャビンもなく、運転席のポールにビニールシートをかけての作業だった。作業時間は朝から夕方までの日中のみだが、毎日20センチくらいずつ雪が降り、冬場は除雪が仕事だったという。山口さんは、半世紀以上に渡る経験と技術をいかし、「これからも体の続く限り頑張ります」と話していた。

(坂井)


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