新潟県議選(3月29日告示、4月7日投開票)の三条市選挙区(定数2)に立候補が予定されいている4人のうちの1人、藤田博史氏(49)の決起集会が28日、三条市総合福祉センターで開かれ、約160人が参集した。
須藤昭後援会長は「現職だからできる、続ける力という言葉にあるように、彼はまだまだこの地域のため、三条市のために働いてもらいたい」と支援を求めた。来賓の連合新潟の牧野茂夫会長、「バランスのとれた県議会を実現する県民の会」代表の新潟国際情報大学・佐々木寛教授、菊田真紀子衆院議員の森裕子西参院議員の代理などが祝辞を述べた。
決意表明に立った藤田氏は「(立候補予定者4人のなかで)わたしは唯一の現職候補者」と実績を強調。ほかの立候補予定者が県、知事、国とのパイプを訴えているとし、「パイプはなれ合い」、「いつからこの国は中央集権国家になったのか」と批判した。
県議会53議席のうち33を自民党が占め、公明党を含めると35議席にもなり、今の自民党は「小さな声を聞こうとせず、簡単にひねりつぶそうとする」、「国とまったく同じ構図」と指摘。県議会で議員は席を立ったり、雑談したりし、「委員会には資料すら持ってこない」。それをただすと「全部、頭の中に入っているんだ」と強弁すると言う。
県央地域の課題は柏崎刈羽原発の再稼働、豪雨災害、交通渋滞の3つとして現状や問題点を話した。この地域の歴史や文化、背景などについて「知っている唯一の候補者」と自負した。
今回の県議選は次のポジションを争うための「いす取りゲームに巻き込まれている」とし、自身はいす取りゲームをするためでなく、皆さんの生活の苦しみ、悩んでいることを解決するためにのろし旗を上げて、みんなとともに県議会に訴え、地域に訴え、国に訴え、その覚悟で今回、立候補した」。
「現職だからこそできる仕事。決してゼロからではないスタート。わたしにはできる自信と覚悟がある」と重ねて現職の優位性を強調した。最後にガンバローコールを行った。
(佐藤)