新潟県弥彦村大戸の大戸企業団地で、事業所が所有する土地に大量の不法投棄があり、ごみの処分に困っている。
大戸企業団地の最も西の弥彦山側にある株式会社ヨシカワが、社屋の建設用地にと取得した未利用地。3月23日に社員が発見した。トラック1台分はあろうかという廃材が散乱している。建物の解体で出たと思われる細長い材木が中心で、くぎが残っていたり、材木のなかには「吉蔵製材所」の文字も見られたりする。
枯れ草に隠れて目立ちにくいようにするためか、廃材は意図的にかためずに幅約20メートにわたって広げて捨てたように見える。捨てた場所へは道路から水路をまたぐ必要があるが、水路を渡るための板も残されていた。
周辺では休憩で停車しているトラックの運転手などが空き缶や弁当の空き箱を投げ捨てることがある。見つけるとそのたびにヨシカワの社員が片付けている。今回は社員で片付けられるような量ではなく、処分について弥彦村と相談しており、同社では「2度とこんなことをしないでほしい」と怒っている。
(佐藤)