新潟県燕市は4月1日、新採用職員23人の入庁式を行って平成最後の新戦力を歓迎し、活躍を願った。
新採用職員は試験区分の内訳で、一般行政職の大卒5人と民間経験者2人、土木の大卒1人、建築の大卒1人、保健師1人、福祉職1人、管理栄養士3人、一般事務の高卒3人、土木の高卒2人、保育士・幼稚園教諭の新卒3人と職務経験者1人。
新採用職員は申し合わせたように黒いリクルートスーツで胸には市章のピンバッジ。ひとりずつ順に鈴木力市長の前に歩み出て辞令書を受け取り、新採用職員を代表して総務課主事に配属された相田汐莉さん(22)があいさつした。
相田さんは新潟大学教育学部を卒業した。あいさつで相田さんは燕市分水地区に生まれ育ち、燕市を離れたくないと燕市から電車で通学し、地域の人たちは仲が良く、年に一度の祭りのことなど、自身に引き寄せて話し、「この燕市が大好きで、生まれ育ったことを誇りに思っている」。職員となって身が引き締まり、社会人となることに不安もあるが「先輩方の教えのもと、いち早く仕事を覚え、燕市に貢献できるように努力する」と話した。
鈴木市長は訓示で「まさに元号が変わった年に採用になり、忘れられないものになる」とし、「1日も早く仕事に慣れて市民から信頼される公務員になってほしい」と求めた。「長い公務員生活なのでいきなり最初から100メートルダッシュする必要はない。ひとつひとつ着実に成長してくれることを期待する」と願った。