三条市が旧三条小学校跡地に建設する図書館等複合施設の基本設計と実施設計業務の業務委託者選定委員会が3月27日開かれ、審査の結果、受託者に株式会社隈研吾建築都市設計事務所=東京都港区青山2・横尾実代表取締役=が決まった。
公募型プロポーザル方式の二段階審査方式により選定を行ったもので、同委員会(10人)では2月21日に、参加表明書を提出した9者(所在地=東京都7、新潟県1、茨城県1)の参加資格審査を実施し、うち6者を技術提案書提出者として選定。
3月27日に第4回委員会を開き、6者からそれぞれの名前を伏せて技術提案書のプレゼンテーションとヒアリングを実施してもらい、審査の結果、隈研吾建築都市設計事務所を委託業者に決めた。
詳細は不明だが、2020年の東京オリンピックの新国立競技場の設計も行った建築家隈研吾氏も技術者の1人として名前を掲載しているという。
隈氏は、浅草文化観光センター、サントリー美術館や根津美術館など数々の有名建築の設計をしている。県内では長岡市の「アオーレ長岡」の設計も手掛けており、2016年にはスノーピーク(本社・三条市)とのコラボレーションでモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」を監修している。
同事業の委託期間は2020年3月27日までで、今年度末までに基本設計と実施設計が完成する予定だ。
(坂井)