株式会社コロナ(小林一芳社長・本社三条市東新保)は1日、同本社技術開発センターで平成31年度入社式を行い、小林社長が訓示で新入社員46人に「プラスの3K」という言葉を贈り、将来のコロナを担う人材となることを期待した。
同社の創業精神「誠実と努力」、コロナの想い「感謝と感動」の文字と国旗と社旗を掲げた正面の演台に立った小林社長は、経営理念であるコロナイズム、「コロナブランドの拡大と進化」をキーワードとした第8次中期経営計画、新入社員の皆さんに期待することを話した。
そのなかで、希望のK、工夫のK、気迫のKの「プラスの3K」と示し、「希望は、夢あるいは、志、目標。工夫は、どのように仕事を進めるか、どうプロセスを作り込むかです。気迫は何事も最後までやり遂げるという強い意志をもって取り組むことになります」、「当然、失敗もあろうかと思いますが、失敗は成功の基とも言います。大事なことは同じ失敗を二度繰り返さないという強い意志を持つこと。そしてこの仕事は私に任せて下さい、だれにも負けませんというオンリーワンの技術、技能を身につけて頂くようお願いいたします」。
さらに、「今日という日を節目に、和の心、感謝の心を持って頂きたい。人は支え、支えられています。一人では生きていけません。ご両親、ご家族を始めみなさんを支えてきてくれた方々、これから支えてくれる方々に対してもありがたく思う感謝の心を忘れないようにして頂きたい」。
まもなく平成が終わり、新しい時代を迎えると言い、「みなさんそれぞれが成長し、明るく、元気に健やかに、そして社会人として活躍し、将来のコロナを担う人材になられるように」と期待した。
次に、内田力会長があいさつし、創業82年の長い歴史を刻むことができたのは、先人たちのたゆまぬ苦労と惜しみない努力と強い思いがあったからと話し、「今日から当社の社員となりました。上司や先輩方からコロナのDNAを引き継ぎ、ひたむきに努力し、コロナをより発展させてくれることを期待いたします」。
さらに、「みなさんには、入社1年目の時期を大切にし、何事にも臆することなく挑戦していってほしい。入社後は初めてのことがほとんどで、多くのことを吸収できる時期。その時にできないと決めつけて取り組まなかったり、仕事を選んだりすることは、自らの手でチャンスを逃すことになる。まずはやってみるという気持ちで何事にもチャレンジしてください」と激励した。
続いて、2018年入社の豊田竜さんが「先輩の言葉」を贈り、新入社員を代表して旅河耕太郎さん(22)=三条市=が答辞を述べた。
2019年度の入社46人は、県内出身34人、県外出身12人。今後、マナー、製品教育、工場見学などの本社研修後、それぞれの配属先とは異なる部署での現場研修を行う新入社員研修を受け、6月から製造部門は三条、柏崎、長岡など県内、営業部門では県内及び県外の配属先に本配属となる。
(坂井)