今春、学校を卒業して燕市内の企業に就職した人を対象にした新規学卒就職者激励会が4月5日、燕市吉田産業会館で開かれ、出席した昨年より2人少ない35社・団体の120人を経済界をはじめ関係団体あげて歓迎し、激励した。
燕市と燕商工会議所をはじめ市内業界団体などの主催で毎年開かれており、ことしもスーツや制服を着た新入社員らが席を並べた。
歓迎のことばで鈴木力市長は、燕市内に就職したことに「皆さんの選択は間違っていない」と太鼓判を押し、「産業全体がどこへ向かっていこうとしているのか関心をもちながら取り組んでほしい」、「業界で大活躍する人材として成長していってほしい」と求めた。
田野隆夫燕商工会議所会頭は、税金を納める立ち場になったことと、社会人と学生の違いについて話した。「燕三条地域は県内でもトップクラスなほど企業活動が活発で、ぜひ戦力になり、産業界だけでなく自分のためにも頑張ってほしい」、「自分で稼いだ金で生きていくのがプロ。1日も早くプロに気持ちをもってほしい」と期待した。
来賓の高倉栄県議と丸山吉朗燕市議会議長の祝辞のあと新入社員を代表して株式会社 新越ワークスに就職した加賀田優織さん(22)が「不安もあるが失敗を恐れず何ごとにも前向きにチャレンジしたい」と謝辞を述べた。
加賀田さんは新潟市北区出身で柏崎市・新潟工科大学の工学部を卒業した。昨年、長岡市で行われたインターンシップ(就業体験)マッチングにより新越ワークスで2週間のインターンシップを行った。
ほかの会社でもインターンシップを行ったが、新越ワークスに決めた理由について「開発に携わりたかった。キッチン用品やキャンプ用品といったエンドユーザーの手に直接、届く仕事がしたかったのが決め手になった」と話た。
歓迎会ではこのあとビジネスマナーの研修会が開かれた。
(佐藤)