4月6日未明、新潟県三条市如法寺で住宅1棟が全焼する火事があり、火元で焼死体1体が見つかった。家族3人のうち1人がけがをし、2人と連絡がとれていない。
行方がわからなくなっているのは、自営業田辺要二さん(76)と妻のハルエさん(73)。午前3時26分ころ、近所の人からの119番通報があり、三条パール金属スタジアム近くの如法寺団地内にある田辺さん方の木造一部二階建て住宅から出火し、5時5分に火は消えた。火災の原因や焼失面積は調査中。
午前9時40分ごろ焼け跡から性別不明の焼死体1体が見つかった。田辺さん方は、夫婦と長男の3人暮らし。長男は2階から飛び降りて足首にけがをして病院に運ばれた。出火当時は3人とも家にいたようだが、田辺さん夫婦とは連絡がとれておらず、警察が所在確認を進めている。
付近の人の話によると、午前3時20分ころにドーンという音がして、その後、バチバチと爆竹を鳴らすような音が聞こえたので、外を見たら田辺さん方から火が出ていた。消防車も早く着いたと思ったけれど、「ものすごい勢いだった」と火の回りの速さに驚いていた。
(坂井)