忖度(そんたく)発言の問題で国土交通副大臣を辞任、事実上の更迭となった塚田一郎参院議員(55)が4月8日開かれた自民党新潟県連の党議に出席。塚田氏の県連会長続投を決めた。
ケンオー・ドットコムの取材に対し県連政務会長の桜井甚一県議は、続投とした理由について「お詫びと進退に対して副大臣をお辞めになったので、県連会長としてのけじめうんぬんの話もあったが、あれは政務の話なので、党務とはまた別だろうということ」と、「国会議員の身分については、われわれが口をはさむことではない」の2つで続投を認めた。
「とにかく、本人がこれからお詫び行脚をして皆さまがたにご説明申し上げて、おわびするということになったので、あとは本人の努力に任せるしかないということになった」と話した。
また、この日の党議では鷲尾英一郎衆院議員(42)の自民党入党のあいさつもあった。鷲尾氏は4月6日のケンオー・ドットコムの取材に対し、入党について「紆余曲折があったが、自分の政治の原点に立ち返って地元のためにと、ふるさとのためにと、また新潟を良くしていくのは当然だが、権力のなかに入っていって直接的によりよい社会をつくっていくという力に自分も加わっていくのは非常に意義のあることじゃないかと思う」と話した。
今後は「全県的な活動ということで支部を与えられているが、そういう意味では2区を中心に頑張っていく」。後援会でも入党について了承を得ており、「皆さんからは、これまでのいきさつもよくわかるし、悩みながらの決断だったと思うけど、より大きな活躍の舞台が与えられたわけだから、ぜひ頑張ってほしいという話をいただいている」と話した。
(佐藤)