経営者や管理者向けの研修を通じて中小企業を支える人材育成をサポートする三条市上野原、中小企業大学校三条校では、2019年度研修として38コースを設定し、受講の申込みを受付けている。
中小企業大学校は、独立行政法人中小企業基盤整備機構が国内9カ所に設置している。三条校は、大崎山近くの中野原地内に建つ施設の一部がとんがり屋根の特徴的な建物。1992年10月に開校し、昨年度は1,088人がさまざまな研修を受講した。
今年度の研修は、養成型研修、階層別、企業経営・経営戦略、組織マネジメント、財務管理、営業・マーケティング、人事・組織、生産管理の8分野で計38コースを確定。
新設コースは、階層別の分野に新任管理者研修の次のステップとしての「中堅管理者研修」。企業経営・経営戦略に「物流改善の考え方・進め方」、「IoT活用の考え方・進め方」、組織マネジメントでは「戦略的思考力養成講座」、営業・マーケティングでは「Webマーケティング講座」、生産管理では「ヒューマンエラー対策講座」など計10コースを設定した。
研修日数は、連続する場合や開催期間を分けての設定があり、計3日間から4日間のコースが多いが、内容によって1日から25日間にわたるコースもある。
また、三条校の施設外で行なうサテライトコースは昨年度の4コースから8コースに倍増した。県内は、佐渡、魚沼、村上、上越、長野県の上田、松本、岡谷、伊那の8会場で開講する。
2019年度研修内容は同大学校のホームページに掲載し、受講申込みの受け付けをしている。4月10日現在で、「実践で学ぶ!部下指導の考え方・進め方」はキャンセル待ち、「新任管理者研修(4月)」、「いきいきと活躍する女性管理者養成コース」、「ヒューマンエラー対策講座」などいくつかは定員間近となっている。
問合せや申込みは、中小企業大学校三条校(電話:0256-38-0770)へ。
(坂井)