第53回雪椿まつりの雪椿大園遊会が13日、加茂市市民体育館で開かれ、ミス雪椿クイーンとミス雪椿2人の計3人が決まった。
ミス雪椿クイーンは、福田里沙さん(25)=新潟市・会社員=。ミス雪椿は、森岡桜子さん(20)=新潟市・短大生=と地元加茂市の児玉あんずさん(18)=加茂市・大学生=の2人。
午前11時15分からの公開審査は、和服姿のミス候補11人がステージに登場し、観客も審査に加わるかたちで投票を行った。
審査結果の発表では、再びステージに11人が並んだなかで、ミス雪椿2人、ミス雪椿クイーンと順に名前が呼ばれると驚いた表情に続いて笑顔や涙をみせ、会場からは歓声と大きな拍手が起こった。
ミス雪椿に決まった3人には、小池清彦加茂市長などがプレゼンターとなり、賞状や賞金、たくさんの記念品が贈られ、ミス雪椿クイーンには加茂市の特産品「桐たんす」も贈られた。3人は1年間、加茂市の親善大使として市内外のイベントに参加して、加茂市の魅力をPRする。
司会のインタビューに、クイーンの福田さんは声を震わせて「ほんとに、まさか選ばれると思っていなかったのでうれしかったです」、加茂のPRについて、新潟市で観光レポーターの活動をした経験をいかして「(加茂の)商店街などを一軒一軒取材し、それをより多くの方に伝えるお仕事をしたい」。
森岡さんも今の気持ちは「まさかほんとに自分が選ばれるとは思っていなかったのでうれしいです」、「今も緊張しています」。児玉さんは「すごくうれしいです」、「3人のなかで協力し合って、いろんな加茂市を教えていきたい」と笑顔で答えた。
大園遊会では、ことしも加茂市と友好都市の東京都大島町から橘田竹弘副町長を団長に43人が訪れ、大島御神火太鼓や踊りを披露した。
大園遊会に続いて午後3時から市中パレードが行われ、青空の下、交通安全パレード、ミス雪椿パレード、消防パレードがJR加茂駅から商店街の通りを進んだ。
誕生したばかりのミス雪椿の3人は、市民へのあいさつが初仕事となり、色とりどりのモールで飾った陸上自衛隊新発田駐屯地の高機動車に乗り込んだ。さわやかな笑顔で手を振るミス雪椿の3人に、「おめでとう」、「1年間がんばってね!」と沿道から声援がとび、見物客も笑顔で手を振り返していた。
(坂井)