日本絵手紙協会公認講師の土田正子さん(三条市三柳)と土田さんが指導する6つの絵手紙教室の受講生による作品展「絵手紙 初めての一歩合同展」が、4月21日まで三条市保内公園で開かれた。
土田さんは現在、三条3カ所と五泉1カ所で合わせて6つの教室の講師を務めており、2年ほど前から受講生の作品を合同で発表する機会をつくりたいと準備を進め、今回、19日から3日間の合同展が実現した。
作品は、6教室の28人の受講生と土田さんの作品合わせて1,000点余り。会場には、ハガキサイズの絵手紙をはじめ、大きな和紙や巻物、布製のトートバッグ、木製の箱、ちょうちんなどに描かれた作品や、「いっかん張り」のカゴ、土人形、各種コンクールの入賞作品も並んだ。
その技法もさまざまで、通常の墨で描いた作品やタオル筆を使った作品、たらしこみ、マーベリング、日本画の応用、全ダングル、インプレッシング、土版、消しゴムアート、もぎりアートなどバラエティに富む。
また、土田さんの作品では、2017年7月から毎日、描いているという絵手紙を1年分365枚を日付順に展示した。旅先のこと、孫や夫のこと、その日出あった人のこと、庭に咲いた花のこと、体調のこと、娘にもらったサザエの数まで土田さんの日常が、さまざまな技法を使った絵と文字で描かれている。優しく明るい色合いとプライベート満載の内容が好評だった。
1000点を超える作品に来場者は、「時間が足りないくらい」、「(絵を)見るだけでも、読んでも楽しい」と絵手紙を満喫していた。一部の作品は、日程は未定だが三条市内の金融機関でも展示される予定だ。
(坂井)