4月21日投開票が行われた新潟県加茂市の市長選に新人で初当選した藤田明美氏(48)に加茂市選挙管理委員会(江部謙治委員長)は翌22日、当選証書を付与した。
選挙は加茂市議を1期目で辞職して市長選に初挑戦した藤田氏と、7期目を目指した現職の小池清彦氏(82)の一騎打ちとなり、藤田氏8,650票、小池氏7,388票で藤田氏が競り勝った。
加茂市は1954年に市制施行し、市長は金田綱雄氏(3期)、吉田巌氏(3期)、皆川良ニ氏(3期)、太田大三郎氏(2期)、小池清彦(6期)に続いて6代目。新潟県の女性市長は大平悦子市長(2008〜16)に次いで2人目、首長は現職の津南町の桑原悠町長(2018〜)を含めて3人目となった。
江部選管委員長が当選証書を読み上げて「おめでとうございます」と差し出すと藤田氏は「ありがとうございます」と受け取った。江部選管委員長は、「市民は熱い視線をもって新しい市長を期待していると思っている。公約された数々のことが実行できるようお願いするとともに、市民が温かい声援を送っていると思う。今後の加茂市の市政についてよろしくお願いします」と話した。
藤田氏は当選証書を受け取って「大変、気持ちの引き締まる思いになりまして、今、初めて当選したんだなという実感がわいた。これからは加茂市民の皆様とともに加茂市政の発展のため力を尽くしてまいりたい」と話した。
(佐藤)