「平成」から「令和」に元号が変わる歴史的な改元の日に婚姻届を提出する市民に、記念に残るものをと新潟県の三条市と燕市はそれぞれ5月1日に婚姻届を提出する人に特別なサービスを行う。
三条市は4月22日、新たに設置す婚姻届を出した人に、婚姻届の写しとそれをはさむ三条市下田地区で伝承される大谷地和紙で作った記念台紙をプレゼントする取り組みを始めた。
あわせて水引を連想させる「寿」や「三条市」、「おめでとう」の文字をデザインした背景の前で写真を撮れる記念写真コーナーを設置。初日22日は3件の利用があった。
令和初日の5月1日は、台紙が特別バージョンになる。婚姻届を張る台紙には「わたしたちふうふになります。」の文字がデザインしてあるが、5月1日だけはその部分が「祝 令和元年」の文字になる。さらに写真が張れるようになっていて、そこに張るための写真を記念撮影コーナーでインスタントカメラで撮ってプレゼントする。
また、5月1日から婚姻届の届出の日付の記入部分の元号が「平成」から「令和」の印刷に変わる。すでに「令和」の婚姻届を取りに来ている人があり、5月1日は10件ほどの婚姻届の提出があると見ている。
一方、燕市は2015年4月から婚姻届や出生届を提出した人から記念写真撮影用の背景を用意し、燕市オリジナルのお祝い状を交付している。
写真撮影用に「Happy Wedding!」の文字と日付をプリントした手持ちパネルを用意しているが、日付はふだん西暦表示のところ、5月1日だけは「令和元.5♥1」と印刷したパネルを用意し、令和初日の婚姻届提出の記念にしてもらう。
(佐藤)