新潟県燕市の農家の畑で出荷が始まったばかりのアスパラガスが盗まれ、農家をがっかりさせている。
アスパラガスが盗まれたのは「宮路農場」を経営する燕市吉田下中野、宮路敏幸さん(34)の畑、約3,000平方メートルでアスパラガスを栽培している。24日午後7時ごろに従業員が畑を見たときは変わりなかったが、翌朝になって宮路さんがアスパラガスが盗まれているのを見つけた。
道路から畑の入り口に近い部分にあった高さ30センチ前後に育ったアスパラガス18本が折って持ち去られていた。キジにアスパラガスを食べられることはあるが、それとは違って明らかに人の仕業と言う。宮路さんはすぐに警察に通報し、被害届を出した。
宮路さんは数年前にもアスパラガスを盗まれたこともある。今回の被害額は1,500円くらいと言うが、「アスパラガスはまだか、まだかと言われてたのに、こんな状態になって。本数的には大したことではないが、育てたアスパラガスがこんな風になったのが残念だし、盗んだ人の気持ちも残念。アスパラガスを待っててくれたお客さんにとっても残念なこと。盗んだアスパラガスを食べておいしいんでしょうか…」とため息をついている。
(佐藤)