新潟県長岡市島崎、道の駅「良寛の里わしま」の和らぎ家で4月27日から5月26日まで第3回なつかしの映画ポスター展「銀幕の女優と少年冒険映画」が開かれている。
映画ポスター収集家の弥彦村に住む坂本文巳男さん(67)が厳選したポスターの展覧会で、今回で3回目。昭和30年代、40年代の公開映画を中心に約120点にものぼる映画ポスターを展示している。
テーマに沿って銀幕の女優では、「緋牡丹博徒」シリーズで一躍トップスターとなった藤純子や花の中三トリオでデビューして「伊豆の踊り子」などのヒット作品を残しながら21歳の若さで引退した山口百恵。洋画では世界の恋人オードリー・ヘップバーンの「ローマの休日」などがある。
さらに昭和40年代の三大恋愛映画といわれた「ロミオとジュリエット」、「ある愛の詩」「小さな恋のメロディー」をはじめ女優18人の90作品を展示している。
少年冒険映画では、テレビ草創期の「赤胴鈴之助」や「月光仮面」など手に汗を握って見たヒーロー映画と「ルパン三世」や「くまのプーさん」などのアニメ作品30点も展示している。
3年前に新潟市の新潟三越で開催された映画館「グランド劇場」回顧展に合わせて製作され、話題となった幅2.7メートル、高さ1.8メートルもある手描きの大看板「ローマの休日」も看板制作者の好意で展示している。
カラー映画が珍しかった時代の「総天然色」や「カラー」とある作品も多い。1979年公開の天地真理主演の映画「虹をわたって」のポスターには、ことし3月に68歳で死去した俳優で歌手の萩原健一の写真もデザインされている。
半世紀近く前の古い映画だけでなく、「マトリックス・リローデッド」や「天空の城ラピュタ」、「トゥームレイダー2」、「インディ・ジョーンズ」のポスターなどもあり、幅広い世代が楽しめる。数量限定でディズニー映画のポスターの無料プレゼントも行っている。
(佐藤)