三条市南五百川、八木ヶ鼻温泉「いい湯らてい」は5月1日、地元下田産のブルーベリー100%で作ったオリジナルワイン「ブルーベリーワイン」を180本限定で発売する。
原材料のブルーベリーは、同施設で夏に摘みとりツアーも行っている三条市棚鱗の「ミサトファーム」産で、南魚沼市の(株)アグリコア 越後ワイナリーに製造を依頼した。販売は、いい湯らていを運営する(株)下田郷開発。
「ブルーベリーワイン」は、木で完熟させたブルーベリーを収穫。果実を軽く破砕し、果実ごと選抜酵母を使って約2週間発酵。圧搾後、味に深みを出すために澱(おり)と6週間接触させた後、清澄し、ステンレスタンクで6カ月熟成させた本格派。
仕上がりは、ブルーベリー特有の香りに包まれた爽やかな酸味とまろやかな甘み、後味にほのかな苦みを感じるとても親しみやすいという。
ボトルのエチケットは、白地に紫色のブルーベリーの実をデザインした。飲み口は甘口。アルコール分10%。750mlで、1本3,000円(税抜)。
オリジナルワイン開発のきっかけは、地元の味をさらに多くの人に知ってほしいということ。同施設にも近い「ミサトファーム」で、ブルーベリーやブラックベリーなどが生産されており、生の果実のほか、ジャムやアイスクリームなどの加工品も製造している。いい湯らていでも同農園のブルーベリーとブラックベリーのオリジナルアイスを製造販売しており、好評を得ている。デザート系から切り口を変えての提案だ。
取扱いは、いい湯らてい、道の駅しただ「漢学の里」。
(坂井)