県議引退の佐藤卓之氏が任期満了日の三条マルシェに 引退を決めた複合的な理由は「時とともに解決するかも」 (2019.5.1)

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新潟県議を3期で引退した佐藤卓之氏(54)=三条市選挙区=は、3期目の任期満了日の4月29日、三条市・一ノ木戸商店街を歩行者天国にして開かれた三条マルシェに顔を出した。ケンオー・ドットコムは、佐藤さんの今や今後のことについてインタビューした。

三条マルシェ会場に顔を出した佐藤卓之氏
三条マルシェ会場に顔を出した佐藤卓之氏

三条マルシェとあわせて五十嵐川河川敷でシバザクラを管理する「朝草会」主催の芝桜祭りも開かれた。佐藤さんは朝草会の会員でもあり、「朝草会から芝桜祭りに来てくださいって言われてた」と佐藤さん。「三条マルシェも立ち上げのころから結構、応援してたので」と感慨深そうだった。

引退に伴って加茂市・新潟経営大学の産官学連携コーディネーターに就き、大学と地域をつなぐ仕事にあたり、インターンシップやったり、大学と地域が双方向でウィンウィンとなる協議会を組織したいと考えている。

政界への復帰については「将来のことは正直、わからない」。県議引退にあたって2年ほど考えたなかには複合的な理由があり、「それが解決しないうちは政治の方には戻らない。でも、時とともに解決するかもわからない」と含みを残したうえで、「でも今は大学をどうやって持続可能にしていくか、地域にとって必要とされる大学にして地域に還元できるかっていう仕事、これだったら打ち込めると思って転職したので、あるていど形をつくるまでは頑張ろうと思っている」と思いを述べた。

さらに政界復帰の可能性をただすと「自分がやりたいとかいうよりも、人様がやってくれっていうのがあれば考えなくもないけど、人がもう佐藤なんかやめたんだろっていう所に戻りますなんて言っても話にならない」、「今は全然、考えていない。全力で今、大学を良くする仕事をやろうと思っている」と述べた。

また三条マルシェでは、先の県議選で三条市選挙区で初当選した新人の河原井拓也氏と杉井旬氏も会場を訪れて知り合いなどとあいさつを交わしていた。

(佐藤)


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