天皇陛下の即位を祝って新潟県燕市宮町の戸隠神社(星野和彦宮司)は、5月3日午前10時から日の丸大行進を行う。
10時までに戸隠神社に集合し、践祚改元奉告祭を行って10時半に日の丸行進と江戸みこしの巡行が出発。大通りを東へ秋葉町1まで進み、折り返して西へ穀町まで進んで戸隠神社へ戻り、万歳三唱する。
戸隠神社が鎮める燕市の旧燕町は、村上藩領だった時期がある。皇后となった雅子さまの実家、村上市の小和田家の祖先は村上藩士という縁もあり、日の丸大行進を行って令和の大典を祝うことにした。 戸隠神社は平成の大典のときもちょうちん行列を行っている。
行列参加者には特製記念絵馬をプレゼント。戸隠神社では氏子をはじめ多くの市民の参加を呼びかけている。問い合わせは戸隠神社(0256-62-2747)へ。
また、今回の日の丸大行進の実施について星野宮司がコメトした。コメトは次の通り。
新帝陛下御即位、践祚改元燕市日の丸行進実施の思い
新潟県村上市にルーツをもたれる「小和田家」が、史上11人目の民間人として、皇后陛下の御位に就かれる。
御承知のように、燕や三条は、明治の廃藩置県まで村上藩の支配下に置かれていた。三條や燕の春のお祭りの大名行列は、村上藩内藤信敦藩主の京都所司代就任を祝って始まったものだといわれている。
それに比べれば、日本国の象徴としての最高位「御帳台」におつきになられる皇后陛下のご誕生は、国民はもとより、地元である私たちが、誇りをもって最大の慶祝を表すのが当然のことだと思う。
国家的行事である御代替わりであるから、この度の祝意は、行政機関が広く市民に呼びかけるのが本意であろうが、残念ながら、何らそのような声は聞こえてこない。それなら僭越ではあるが、お祝い行事の先駆けとして、神社が音頭を取って、日の丸神輿パレードを実施することにした。
多くの市民の参加を期待したい。平成の御大典時は、燕市として提灯行列を実施した。秋には、しっかりと準備して、市民挙げてのお祝い行事をしていただきたいと思う。
実行責任者
天皇陛下御即位奉祝実行委員会
星野和彦
(佐藤)