三条市北五百川、古民家カフェ「伝七茶屋」は1日、コンサート「ウクレレとフランス語の歌」を開き、パリ在住のフランス人「セブウクレレ」さんによるフランス語のウクレレの弾き語りを楽しんだ。
「セブウクレレ」とは、日本で活動するときの名前。本名のセバスチャン・タイランディエさんの日本での愛称「セブ」と「ウクレレ」を合わせた。
今回は、4月25日に来日し、京都、広島、大阪、神戸などでのコンサートに続いての三条市。三条市を訪れたのは初めてで、会場に近い同市長野でウクレレを製作している大森忠寿さんとの縁でコンサート開催へとつながった。
この日は、「三条に来れてとてもうれしいです」と日本語であいさつ。ウクレレの4本の弦を軽やかに指ではじいて、まろやかな音を奏でながら、優しく流れるようなフランス語で歌う。オリジナル曲やクラシックなフレンチシャンソン、ボサノバやロックテイスト、日本語のオリジナル曲などさまざまなスタイルの曲を披露した。
ウクレレに興味のある人、フランスに興味のある人など市内外から訪れた観客は、手拍子をしたり、フランス語のフレーズを聴いて一緒に歌ったりと1時間余りのステージを楽しんだ。
初めてウクレレの演奏を聴いたという女性は「今まで考えていたウクレレの印象が変わりました」と言い、セブウクレレさんのフランス語の歌声や古民家カフェでの演奏に感激したと話した。
セブウクレレさんは、フランスでウクレレの演奏をしている人は少ないと言い、初めてだった古民家でのコンサートは「とてもいいですね」と笑顔だった。
このあと、5月3日に神奈川県三浦市で開催のウクレレハッピーアワーin三崎港うらり2019、4日東京、5日神奈川、6日にイベントに出演し、7日に帰国する。
(坂井)