新潟県燕市とその周辺の4つの盆栽愛好会による合同展「第41回越の近郷盆栽展」が5月4、5日の2日間、燕市吉田産業会館で開かれ、春の盆栽を鑑賞してもらった。
燕市の旧分水町の分水梢風盆栽会、旧吉田町の吉田盆栽緑風会、弥彦村の弥彦盆栽国風会、長岡市旧寺泊町の寺泊盆栽一品会の4団体の合同展で、1976年(昭和51)から毎年開かれている。
今回は合わせて43席に盆栽を展示した。分水は伝統を重んじる。寺泊はバラエティーに富む。弥彦は山野草が中心。吉田は山野草と盆栽を展示し、団体ごとに特徴がある。
会場に入ると一足早く咲いたフジの花の香を感じる。新緑も美しいマツやシンパクの重厚な盆栽をはじめ、チョウジザクラ、ツバキ、ボケ、山野草のツルキンバイ、トリガタ、コマクサ、黄エビネなど花も多く、会場を華やかにした。
盆栽や山野草、資材の販売、茶席を設け、盆栽の管理の相談も受け付けるなど、さまざまな角度から盆栽の魅力を味わってもらった。
(佐藤)