新潟県警はJA共済連の協力で5月17日、燕市立燕北中学校(本間康夫校長・生徒192人)でスタントマンを使った自転車交通安全教室を行った。
恐怖を実感して危険行為を未然防止する教育技法「スケアード・ストレイト」による自転車交通安全教室で毎年、県内の希望する学校を対象に開いている。
今年度は6回を計画し、燕北中はその1回目。スタントマンが事故の例を体を張って実技して見せた。
車が時速40キロで止まっている自転車にぶつかってその衝撃の大きさを見せてから、一時停止を無視して車にはねられたり、スマホしながらや傘差しで自転車に乗ってぶつかったり、内輪差で歩行者がトラックの後輪にひかれたりといった事故を示した。
生徒たちは車と自転車がぶつかった時の大きな音や車にはねられた自転車がのりがはね飛ばされるようすに、思わず悲鳴を上げたりどよめいたり。ふだんは想像していない事故の状況を目の当たりにし、恐怖を思い知らされていた。
(佐藤)