5月18日午前11時半から新潟県燕市で恒例の「田んぼアート」の田植えイベントが行われ、昨年秋に燕市で大規模ロケが行われたTBS日曜劇場「下町ロケット」に出演した女優、朝倉あきさんをゲストに迎え、一緒に田植えしたりミニトークを楽しんだりした。
燕市景観作物推進協議会(太田敏彦会長)の主催で毎年、穂の色が異なるイネを栽培して田んぼに絵を描く田んぼアートを企画し、春に田植え、夏から秋にかけて見学、秋に収穫を行っている。
ことしも会場は燕市大保地内の燕市吉田ふれあい広場西側の水田約40アールがカンバス。田んぼアートのテーマも「下町ロケット」で、主役の佃製作所社長、佃航平役を演じた阿部寛さんや自動運転トラクター、ロケットなどをデザインし、378人が参加。なかには神奈川県から参加した親子もいた。
朝倉あきさんは佃製作所社員の加納アキ役で「下町ロケット」に出演。そのときも燕市で佃製作所社員らと田んぼに入って手で苗を植えるシーンを撮影している。
当時は本来は収穫期である秋の撮影で周辺の田んぼは稲刈りが終わっていたが、撮影用に代かきした撮影用の田んぼを用意した。今回は実際に収穫して食べられるコメを栽培する田植えだ。
朝倉あきさんは、佃製作所の制服の作業着にジーンズ、長靴。青空の下で子どもたちと話しながら田植えした。撮影でも田植えは経験しているので、慣れた手つきで作業していた。
一緒に参加したご当地戦隊ヒーロー、方言戦隊メテオレンジャーのマシンガントークがツボにはまったようで、「しゃべるというところから衝撃」と爆笑していた。
ミニトークで朝倉あきさんは、「景色が本当にすばらしく、国上山と弥彦山がそびえる広々としたなかでのびのびと撮影できて良かった」と燕ロケを振り返った。地元の人たちがロケ弁当がおいしかったことにもふれ、「立派に実ったイネを見届け、すばらしくできたおコメを味わえたら」と秋の収穫に期待すると「稲刈りにも来てね」と声をかける人もいた。
鈴木力燕市長もロケバスへ向かうのに朝倉あきさんと相合い傘をしてもらったことことを「すごくいい思い出」と裏話を披露した。
(佐藤)