5月22日朝、新潟県燕市内の住宅で居間のこたつ周りが燃える火災があり、家にいた女性が死亡した。
火事があったのは、燕市吉田西太田、無職佐藤俊市さん(75)方の木造平屋建て住宅。現場で倒れていた佐藤さんの妻、みち子さん(71)は救急車で運ばれた先の病院で死亡が確認された。死因は一酸化炭素中毒だった。
夫婦2人暮らしで、俊市さんは午前6時ごろから用事に出掛けた。7時ごろ家に帰ると焦げ臭いにおいがし、居間でみち子さんが倒れており、119番通報した。居間にはこたつがあり、その掛け布団と敷き布団の一部が完全に燃えたほか、床や壁の一部を焦がした。
燕・弥彦消防が現場は到着したときにはすでに自然に火が消えていたので、放水はしなかった。みち子さんは意識がなく、布団の一角にうつぶせに倒れていて、けがは顔に軽いやけどをしたていどだった。
みち子さんは歩くのが少し困難だったが、それほど体に不自由はなかった。部屋にあったストーブは使っていたようすがなかった。こたつは通電していたのかなど原因を含めて詳しくは捜査中。
(佐藤)