新潟県の燕市と弥彦村の中小企業に地域密着型の福利厚生プログラムを提供する公益財団法人燕西蒲勤労者福祉サービスセンター「タンポポ」(理事長・南波瑞夫燕市副市長)は、2019年4月で法人化20周年の節目を迎えた。会員への感謝を込めた周年記念事業も展開しており、この機会に入会を呼びかけている。
主な20周年事業では、新規入会キャンペーン、元気いきいき健康づくり事業、七五三写真撮影補助、タンポポガイドマップ作成などに取り組んでいる。
新規入会キャンペーンでは、タンポポのロゴマークをデザインしたオリジナルトートバッグを各会員事業所に配布。10月31日までに入会すると事業所にオリジナルトートバッグ1個、入会者1人につきジェフグルメカード1,000円分を入会者と紹介者にもwプレゼントする。
元気いきいき健康づくり事業は、燕市の元気かがやきポイント事業か、弥彦村のやひこいきいきウォーキングに参加し、目標を達成して証明書を発行してもらうと、「選べる日帰り温泉施設ご優待券」2枚組をプレゼントする。
七五三写真撮影補助は、県央地域の6店舗で撮影費5,000円以上の七五三の記念写真撮影に利用できる1会員1枚1,000円補助券を発行する。
タンポポガイドマップは、「燕・弥彦方面」版と「三条・下田方面」版があり、会員証を提示することでサービスを受けられる店舗や施設を掲載したマップを作成し、会員事業所に配布した。各地域にある協賛店が一目でわかる。サービスが受けられるクーポン券も発行した。
タンポポは、燕市か弥彦村に勤務する従業員や事業主が事業所単位で入会でき、その家族もサービス対象になる。入会した翌月1日からすべてのサービスが利用でき、会費は月額500円。日帰り温泉、レジャー施設、コンサートなどお得に利用できるメニューがたくさんある。
最近は6月10日にチケット発売の9月8日に燕市文化会館で開かれる小椋佳のコンサート「歌紡ぎの会」(全席指定5,000円)で利用できる1,000円の利用補助券(先着100枚)が人気だ。
タンポポは、1973年に燕市勤労者福祉共済制度として発足。1999年4月に財団法人燕市勤労者福祉サービスセンターとして法人化し、翌2000年4月には旧吉田町、旧分水町、弥彦村、旧岩室村が加入して財団法人燕西蒲勤労者福祉サービスセンターとして広域化したが、05年3月に旧岩室村が新潟市との合併により脱退。06年3月に旧燕市、旧分水町、旧吉田町が合併したことで現在の構成となり、12年には公益財団法人の認定を受けた。
タンポポに加入することで受けられる福利厚生サービスは大企業並みの水準で、燕・弥彦地域の中小企業にとっては心強い味方。法人化初年度の会員数は6,300人ほどだったが、人口減少のなかにあって今も年々、会員を増やし続けており、4月現在で885社の8,811人まで増えている。
タンポポでは、20周年記念事業を通じて会員から参加してよかったと思われ、新規の加入促進にもつながることを期待していりる。問い合わせはタンポポ(電話:0256-61-1430・FAX:0256-61-1431)へ。
(佐藤)