三条凧協会(須藤謙一会長)と三条市は6月1、2日の2日間、ことしも三条防災ステーションで「三条凧(いか)合戦」を開き、18の凧組が六角巻凧で空中戦を繰り広げる。両日とも三条マルシェが同時開催する。
三条凧合戦は、県指定無形民俗文化財で、毎年6月の第1土曜と日曜の2日間、開催している三条の初夏の風物詩。凧は六角形で、横骨2本と中骨1本のタケ3本と和紙でできており、中骨を抜いて芯にしてくるくると巻くことができることから「六角巻凧」と呼ばれ、三条が発祥の地とされている。
ことしは、高橋一夫前会長の任期満了により選出された須藤新会長(51)となって初の合戦。参加の凧組は、「三武会」1組が減って18組。また、「一ノ門清正組」の名称と加藤清正をモチーフにした同組の看板凧のデザインなどを一新して「一ノ木戸清正組」が引き継いだ。
合戦は、18の凧組が赤白のエリアに分かれて対戦。空中で糸をからめ、対戦相手の糸を切ったり、凧を落としたりして獲得した得点により成績が決まる。
初日1日は、各凧組による凧揚げが主で、2日目の午前中はイベントやアトラクションを行う。合戦は、初日は、午前9時から午後4時まで(昼食休憩の正午から午後1時までは除く)、2日目は午後1時から4時まで行い、5時半からの閉会式で幕を閉じる。
2日は、午前9時から開会式、9時半から子供凧揚げ、10時半からアトラクションは、きらきら保育園(和太鼓)、一ノ木戸小学校(三条凧ばやし)、三小相承会(和太鼓)が出演。11時15分から凧合戦のデモンストレーションを行う。毎年行っていた小凧抽選会は行わない。
また、このほど誕生した三条凧協会のマスコットキャラクターの名前を募集しており、会場に投票箱を設置して、投票を呼びかける。
両日とも午前10時から午後4時まで、自由凧揚げ広場を開放。三条マルシェも開催される。
(坂井)