新潟県弥彦村の弥彦神社一の鳥居前の土産店「社彩庵 ひらしお」は6月1日、こだわりのアイデアを形にした「伊弥彦米ソフトクリーム」(税込み400円)を発売した。
ソフトクリームには、長岡市の旧和島村の加勢牧場で飼育されるガンジー牛からしぼった牛乳を使う。ガンジー牛は国内に200頭しかいかに希少種で、その牛乳で作ったこくのあるソフトクリームは人気を集めている。
そこに地元産の皇室献上米「伊弥彦米コシヒカリ」をペーストにし、村上市の笹川流れの海から作られた海水塩を加える。コーンかカップにソフトクリームを入れたら伊弥彦米のポン菓子を載せてできあがり。カップやコーンの包み紙には伊弥彦米のロゴをデザインした。
店を営んできたのは「平塩家」。弥彦の神さまは越後の国に稲作、製塩、漁業、酒造などを広めたと伝わる。その塩作りに携わったのは同店の先祖が弥彦の神さまから「平塩」の姓を受けたとされることから、塩を使った。
また、アイスクリーム販売用のブースを増築した。店舗はドイツから新潟県十日町市に移り住んで古民家の再生に取り組むカール・ベンクスさんが手掛けており、今回の増築もカール・ベンクスさんにお願いした。
大型連休ころから試験販売し、コーンができるのを待って発売。今までなかったような、さっぱりとした深みのある味に仕上がり、好評だ。問い合わせは「社彩庵 ひらしお」(0256-94-2162)へ。
(佐藤)