金属洋食器の製造で世界に知られる新潟県燕市にある燕市産業史料館(燕市大曲)のリニューアル企画第1弾として、6月7日(金)から7月21日(日)までノーベル賞晩餐会用金属洋食器を製造する地元の山崎金属工業株式会社(山崎悦次代表取締役・燕市大曲)の100年記念展が開かれる。
1973年に開館した燕市産業史料館は昨年度、本館の展示リニューアルや体験工房館の新設が行われ、この4月19日にリニューアルオープンした。その第1弾として1918年(大正7)創業で100年の大きな節目を迎えた山崎金属工業を取り上げる。
山崎金属工業は、燕市の金属洋食器産業を代表する企業のひとつ。創業時の貴重な資料を中心に、世界各国で愛用された製品やノーベル賞晩餐会用金属洋食器など、宝石のように美しい数多くのカトラリーを展示し、さまざまな視点から山崎金属工業の歴史を紹介する。
関連イベントとして、6月9日(日)午後2時から作品解説会、16日(日)午後2時から対談会が開かれる。作品解説会は山崎悦次代表取締役が行う。対談会は山崎修司工場長が燕市産業史料館学芸員と「山崎金属工業株式会社の100年を語る」をテーマに対談する。
燕市産業史料館の休館日は月曜、月曜が祝日の場合はその翌日。午前9時から午後4時半まで開館し、料金はおとな400円、小中高校生は100円。問い合わせは燕市産業史料館(電話:0256-63-7666)へ。
(佐藤)