新潟県田上町の田上ライオンズクラブ(高取成基会長・メンバー29人)は6月8日、田上町・湯田上温泉「ホテル小柳」で結成35周年記念大会を開き、周辺のライオンズクラブも招いて100人が参加し、式典と祝賀会で祝った。
田上ライオンズクラブは、となりの加茂市の加茂ライオンズクラブがスポンサーとなって1984年2月に結成。田上町と共催で年2回の献血事業を実施。加茂ライオンズクラブと合同で加茂市と田上町の特別支援学級生、家族、先生、教育長を招待してイモ掘り遠足、春は空き缶回収の資源リサイクル事業、冬は幼稚園などへサンタクロース訪問などの奉仕活動を行っている。
設立当初、37人だったメンバーは最盛期は60人近くまで増えたが、数年前に17人まで減少。事務局の維持さえ難しくなったが、メンバーが一丸となって30人を目標にメンバーの増強を図り、今は29人まで持ち直した。
高取会長は30人の目標が来期に達成できそうな状況を喜び、「これからも会員の増強を継続し、先輩メンバーが築きあげた伝統、そしてライオニズムの精神を継承しながら40周年、50周年を見据え、『We serve』を常に念頭に置きながらこれからも地域に根差した奉仕活動をしていきたい」と話した。
祝辞でライオンズクラブ国際協会333-A地区の佐藤裕幸地区ガバナーは「今までの歴史とアクティビティーの実績を振り返り、時代の変化と地域のニーズに合った取り組んだ奉仕活動を期待する」、加茂ライオンズクラブの川上嘉明会長は「加茂ライオンズクラブと田上ライオンズクラブは一心同体。田上ライオンズクラブが地域に根差した奉仕活動を35年もの長い間、継続してきたが、なかでもイモ掘り遠足は年々、参加者が増えて喜んでいる」。
さらに田上町の佐野恒雄町長は、町の課題解決に向けて職員が一丸となって取り組むが「国際的視野に立った洞察、英知に満ち、各界の指導的リーダーである会員の皆さまのいっそうの支援、協力を切にお願いする」と述べ、田上町議会の熊倉正治議長、田上町商工会の野沢幸司会長も祝辞を述べた。
記念事業して田上町交流会館に設置するホールクロック一式と原ヶ崎運動公園の交通安全塔改修工事一式の目録を高取会長から田上町の安中長市教育長に手渡した。田上町交流会館は8月31日に開会セレモニーを行い、9月1日に利用開始する。交通安全塔改修工事では交通安全塔に田上中学校生徒がつくった交通安全標語を掲示する。
(佐藤)