三条市は10日、6月定例会の提出議案概要説明会を開き、12月に供用開始となる三条市体育文化会館の指定管理者の指定、三条技能創造大学校舎棟の各建築工事請負契約の締結など27件の概要を説明した。
6月17日召集の定例会の提出議案は、人事案件4件、条例の一部改正7件、指定管理者の指定1件、市道路線の認定1件、工事請負契約の締結と一部変更6件、動産の取得1件、令和元年度三条市一般会計補正予算と特別会計補正予算2件、専決処分報告5件の計27件。
指定管理者の指定の議案は、本年12月1日を供用開始として建設中の「三条市体育文化会館の指定管理者の指定について」。一般社団法人三条まちづくり会社(長谷川晴生代表理事・三条市元町)を、令和元年12月1日から6年3月31日まで指定する。
工事請負契約の締結は、2014年4月開学を目指して三条市須頃地区に建設中の公立4年制大学「三条技能創造大学(仮称)」の校舎棟の建設に関係する工事請負契約。鉄骨造地上4階建、延べ床面積約15,254平方メートルの建築本体工事は、契約金額33億円、契約者は水倉・小柳・桑原特定共同企業体。このほか、電力設備工事、通信設備工事、空調設備工事、衛生設備工事の計5件で、契約金額の総額は51億1,940万円。
このほか、専決処分報告では、嵐南小学校・第一中学校プールの不具合に係る損害償請求訴訟について、第一審で市の請求が棄却されたことから、控訴に必要な弁護士への着手金などを措置を行ったとする平成30年度三条市一般会計補正予算(194.6万円)。動産の取得では、購入から30年経過したはしご車の更新で、はしご付消防自動車(35m級先端屈折はしご付)1台(2億2,770万円)などを説明した。
(坂井)