新潟県三条市八幡町の八幡宮境内に隣接する八幡公園リニューアルの取り組みの一環で6月15日(土)午前9時から公園の池の水を抜き、裏館小学校児童を中心に生き物採取などが行われる。
水を抜く池は通称「弁天池」。東西40メートル、南北35メートルほどの広さがある。その中央には通称「弁天島」があり、厳島神社が建つ。そこで池の水の排水、生き物採取とごみ拾い、採取した生き物についての説明、採取した生き物の移動を行う。新潟県里山研究会の小林良範理事長が講師を務める。
池の水を全部、抜いて生物の調査や特定外来生物の駆除を行うテレビ東京の人気番組「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」のような取り組み。弁天池は2004年に社殿再建事業にあわせて今回のように池の水を全部抜いて掃除し、池の底の全面にコンクリートを打ったので、それほどひどい汚れはなさそうだ。
すぐには水が抜けないので12日午後からポンプで水を抜いている。イベント後も池を掃除して翌16日には終わらせ、水を張ったら生き物を池に戻す。弁天の池は濁っていてふだんはあまり生き物の姿が見えないが、水が減ったことでコイやフナ、カメなどが良く見えるようになっている。
(佐藤)