加茂市岡ノ町、貸しアトリエ「あとりえ きっか」では、20日から23日まで10回目となる「猫展」を開き、絵画や手工芸など幅広いジャンルの15組の作家がネコをモチーフにした作品を展示している。
2010年から毎年開いており、ことしも中央や県内で活躍する芸術家やハンドメイド作家が参加。編みぐるみ、漆芸、羊毛フェルト、日本画、木工、イラスト、陶芸、木工、オーブン粘土、布などで作られたネコたちが集まった。
作品は、ネコそのものを表現したものや、ネコをデザインしたものなどさまざま。ネコ柄の布を使った帯、漆芸でネコを描いた石のペーパーウェイト、ネコを刺繍やアップリケでデザインしたエプロン、バック、絵はがき、マスコット、アクセサリーなどにデザインしたものもあり、販売もしている。
作品展を毎回、楽しみにしているリピーターも多い。来場者は、ユニークな表情のネコたちをじっくりとのぞきこんだり、離れたりして、買物とあわせて楽しんでいた。
また、同アトリエ主宰の長谷川優子さんは、東日本大震災と熊本地震で被害を受けた文化財の保護のために、2011年から企画展のたびに募金を行っている。今回も募金箱を設置し、寄せられた善意を文化財の保護をしている財団に寄付する。
猫展は、午前10時から午後5時までで、最終日の23日は午後4時まで。入場無料。
(坂井)