新潟県弥彦村は、2019年にに入ってから5月末までに村内で発生した交通事故が8件となり、昨年1年間の7件を5カ月で上回ったことから6月21日、弥彦村交通安全対策緊急会議を開き、弥彦村交通安全非常事態を宣言した。
5月末までに弥彦村内で発生した交通事故は6件(昨年同期2件)、死者1人(同0人)、負傷者8人(同2人)。いずれも昨年同期を大きく上まっていることから緊急会議を招集したもので、こうした緊急会議の開催は、弥彦村ではおそらく初めて。
弥彦村と西蒲署、弥彦村交通安全協会役員など17人が出席。小林豊彦村長はあいさつで、ことしは交通事故が多く小学生が巻き込まれた事故もあり、「悠長なことは言ってられないと緊急会議を提案した」と話し、「本日の会議は皆さんから具体的にどうやったら少しでも、一件でも交通事故を減らすようなことができるのか具体的な方策を検討してほしい」と求めた。
西蒲署の藤巻智交通課長は、西蒲署管内全体でも昨年に比べて交通事故がやや増えており、交通安全の取り組みの成果も見えてこず、4月3日には弥彦村死亡事故が発生したことを話し、「交通事故が絶対起きないように皆さんと一緒に力合わせてやっていきたい」と話した。
その後、藤巻交通課長が弥彦村交通安全対策について話し、交通事故防止の取り組みについて話し合った。安全運転の啓発などの提案や警察による交通取締の教化をなどを求める意見があった。週明けには具体的な対策をまとめ、来週末にはできることから何らかの対策を講じる。
(佐藤)