新潟県三条市本町2の真宗大谷派三条別院で(森田成美輪番)で6月22日(土)、23日(日)の2日間、ことしも県内各地からおしゃれな店が集まる恒例の「御坊市(ごぼういち)」が開かれる。
御坊市はことしで8年目。元々は交流の場だった寺を昔のように人と人とがふれあえる場にしようと毎年開かれ、県内を中心に各地からおしゃれな店が集まる。
2日間とも午前10時から午後4時まで開場し、「物」の出店者が44、「食」の出店者が25の計69を数える。来場者はまず本堂で本尊に手を合わせてから会場を回るのがお約束だ。
関連イベントとして「お坊さんと念珠づくり」、「キッズスペース」、「三条別院ツアー」、「御坊市こども探検隊」、「説教部屋」を企画した。「お坊さんと念珠づくり」は参加費300円でオリジナル念珠を作る人気ワークショップ。「キッズスペース」はDVDを流したりおもちゃを用意したり簡易授乳室も配置する子ども向けに開放した部屋。
「三条別院ツアー」は三条別院職員による参加無料のガイド付きツアーで、2日間とも午前11時と午後1時半の2回行う。「御坊市こども探検隊」は初めての試みで三条別院を探検してスタンプを集めたりクイズに答えたりミッションを達成したりすると景品をゲットできる。「説教部屋」では真宗大谷派三条教区の30歳代前後の若手僧侶の説教を聞くことができる。
ことしはテーマとして思想家で美学者の柳宗悦の言葉「実用のためにつくられ、庶民の日常生活の中で使われてきたものこそ美しい」を掲げ、物の作られた背景を知っているのと知らないのとでは、同じものでもなんとなく感じる違いに「美しさ」を感じることを通じて、日常にある背景や自分自身の背景に思いをめぐらせてもらう。
これまで御坊市の公式ブログを開設していたが、ことしは公式ホームページを開設してアピールしている。
また、22日は午後5時半から三条別院から歩いてすぐのまちなか交流広場「ステージえんがわ」で三条教区の若手僧侶とフリートークできる「お坊さんはスパ研にいる」が行われるので、御坊市のあとに足をのばしてほしいと期待している。
昨年は約7千人が来場している。三条別院境内には駐車場があるが、すぐに満車になり、満車の場合は周辺の一般駐車場を利用する。説教部屋のタイムスケジュールとテーマ、講師は次の通り。敬称略。
■22日
■23日
(佐藤)