新潟県燕市の公益社団法人燕市シルバー人材センター(西郡饒理事長・会員504人)は、6月20日に東京・中野サンプラザで開かれた全国シルバー人材センター事業協会(前田龍一会長)年次総会で行われた令和元年度安全就業優秀・優良シルバー人材センター等表彰で優良賞を初めて受賞した。
会員の安全就業でほかの模範となるような成果をあげた全国のシルバー人材センターが毎年、表彰されている。ことしは優秀賞4団体、優良賞に燕市シルバー人材センターを含む18団体、優秀連合賞1団体、優良連合賞2団体が表彰を受けた。
燕市シルバー人材センターの事故者は、2016年度3人、17年度1人、18年度5人でいずれも軽傷で、重いけがをする事故はなかった。入院した人はこの3年間でひとりもなく、通院日数はそれぞれ25日、8日、35日だった。
燕市シルバー人材センターは、燕市の合併に伴って合併した旧3市町のシルバー人材センターが2006年に燕市シルバー人材センターに統合され、2012年に公益社団法人に移行した。新潟県シルバー人材センター連合会の指導も受けながら安全委員会を設置して熱中症対策も含め就業時の事故防止に取り組んでいる。
西郡理事長(75)は今年度で理事長就任3年目となり、吉田耕一郎副理事長(69)は今年度、監事から副理事長に就いた。西郡理事長は「会員を含めて全員で取り組んだからこそ受賞できた」、「賞をもらったことで会員の意識も変わっていくと思う」と話し、安全就業で安心して入会してもらえる環境が整っていることを喜んでいる。
また、今回の表彰では新潟県内からはほかに公益社団法人南魚沼市シルバー人材センターが優秀賞を受賞している。
(佐藤)