新潟地方気象台は6月30日午前10時50分、新たに県内各地に大雨警報を発表し、県央地域は5市町村すべてに大雨警報が発表され、燕市には午前8時24分に発表した大雨警報に加えて10時50分に洪水警報、11時43分には三条市と弥彦村にも洪水警報を発表した。
三条の29日の降り始めから30日午前11時までの雨量は、午前11時までの18.5ミリを最高に累計96.0ミリとなっている。
関係機関の観測では、午前11時20分までの24時間雨量は、燕市は県の観測で129ミリ、燕市桜町109ミリ、国の観測で燕市大川津114ミリ、三条市は県の観測で三条市飯田101ミリ、加茂市は県の観測で下条川ダム99ミリなどとなっている。
新潟地方気象台の30日午前5時20分の発表では、新潟県では30日昼前にかけて低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に、7月1日明け方にかけて土砂災害に警戒を呼びかけた。
30日は梅雨前線上の低気圧が北陸地方へ進み、前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、新潟県では大気の状態が不安定となる。7月1日には前線はやや南下し西日本から東日本の太平洋側に停滞する見込み。
30日昼過ぎにかけて雷を伴った激しい雨が降り、30日昼前までは局地的に1時間50ミリの非常に激しい雨の降る所がある。その後、7月1日にかけて雨の降りやすい状態が続く。
(佐藤)