新潟県三条市東本成寺、スイミングクラブ&フィットネスクラブ「アクティスらんなん」を運営する株式会社アクティス(捧厚雄代表取締役社長)は7月1日、廃業し、会社整理することを決めた。
アクティスは1967年の設立。同社によると、近年の長引く不況、少子化で会員数が著しく減少し、同業他社との競争も激化した。これに伴って売り上げが減少し、採算性も悪化し、資金繰りが厳しくなった。営業独力で立て直しも試みたが、今後も回復の見込みがないため、営業継続は困難と判断し、廃業せざるを得なくなったとしている。
7月24日(水)午後1時半から燕三条地場産業振興センターメッセピアで債権者集会を開き、会社の資産状況を報告し、債務整理の方法について意見を聞く。
アクティスは、これまでアクティスらんなんのほかに、当初から運営していた三条市嘉坪川1地内の「アクティス三条」の2施設を運営していたがき、ことし4月1日に「アクティス三条」は別法人の運営で「スプレーザ」と改称して再出発しており、会員には「スプレーザ」への入会を勧めている。
1日はうわさを聞きつけて訪れる会員やその保護者に対し、従業員が目を赤くして事情を説明し、わびた。「いいスタッフがそろっていてみんなやる気にあふれていたのに」と残念がっていた。
(佐藤)